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CHAPTER 02

血液ガスを読もう

PaCO₂を換気の指標として理解し、酸塩基平衡を天秤で整理。最後に読み方の順番を身につけます。

16スライド画像タップで拡大要点だけ復習
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第2章 血液ガスを読もう
数字の向こうにある体の声を聞く
かんたんな説明

血液ガスは数値が多く見えますが、見る順番を決めると整理できます。この章ではPaCO₂と酸塩基平衡を中心に読み方を組み立てます。

★ ここだけ覚えて:血液ガスは順番を決めて読む。
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血液ガス分析の項目と正常値
まず核心はpH・PaCO₂・HCO₃⁻
かんたんな説明

血液ガスではpH、PaCO₂、PaO₂、HCO₃⁻、BEなどを確認します。まずはpH・PaCO₂・HCO₃⁻の関係を押さえると酸塩基平衡が整理しやすくなります。

★ ここだけ覚えて:まずpH・PaCO₂・HCO₃⁻の3つを見る。
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CO₂とは何か
PaCO₂は換気の指標
かんたんな説明

CO₂は細胞が酸素を使う過程で生まれる代謝産物で、肺から呼気として排出されます。PaCO₂は動脈血中のCO₂の圧を示し、換気の状態を反映します。

★ ここだけ覚えて:PaCO₂は「換気」の指標。
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PaCO₂とゴミ出しの比喩(正常)
CO₂を適量捨てる
かんたんな説明

体で生じたCO₂を家庭のゴミに例えると、正常では作られた量に見合うだけ肺から排出されます。作る量と捨てる量が釣り合えばPaCO₂は約40mmHgに保たれます。

★ ここだけ覚えて:CO₂の産生と排出が釣り合うとPaCO₂は正常に保たれる。
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PaCO₂が上昇する原因①
換気量が低下しているとき
かんたんな説明

意識障害、鎮静薬、呼吸筋疲労、気道閉塞などで換気量が低下すると、CO₂を十分に排出できず体内にたまり、PaCO₂が上昇します。

★ ここだけ覚えて:換気量低下 → CO₂排出低下 → PaCO₂上昇。
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PaCO₂が上昇する原因②
代謝が亢進しているとき
かんたんな説明

高体温、敗血症、激しい運動などで代謝が亢進するとCO₂産生量が増えます。排出量が同じままなら、作られるCO₂が増えた分だけPaCO₂が上がります。

★ ここだけ覚えて:代謝亢進 → CO₂産生増加 → PaCO₂上昇。
25
PaCO₂が低下する原因①
換気量が増加しているとき
かんたんな説明

過換気症候群、不安や疼痛、人工呼吸器設定などで換気量が増えると、CO₂を必要以上に排出してPaCO₂が低下します。

★ ここだけ覚えて:換気量増加 → CO₂を捨てすぎる → PaCO₂低下。
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PaCO₂が低下する原因②
代謝が低下しているとき
かんたんな説明

低体温、鎮静・麻酔、甲状腺機能低下症などで代謝が低下するとCO₂の産生量が減り、PaCO₂も低下する方向に働きます。

★ ここだけ覚えて:代謝低下 → CO₂産生低下 → PaCO₂低下。
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カプノメーターとは
呼気CO₂を連続で診る
かんたんな説明

カプノメーターは呼気中のCO₂濃度を連続測定するモニターです。波形のD点が呼気終末CO₂(PEtCO₂)で、スライドではPaCO₂より約5mmHg低い目安として示しています。

★ ここだけ覚えて:D点がPEtCO₂。採血せずCO₂を連続確認できる。
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超簡単な酸塩基平衡
天秤の図(正常)
かんたんな説明

PaCO₂を酸性側、HCO₃⁻をアルカリ性側として天秤で考えます。両者のバランスが保たれているとpHは7.4付近に保たれます。

★ ここだけ覚えて:PaCO₂は酸性側、HCO₃⁻はアルカリ性側。
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呼吸性アシドーシス
天秤が酸性側に傾く①
かんたんな説明

換気量が低下してPaCO₂が上昇すると酸性側が強くなり、pHが低下します。スライドではPaCO₂ 60mmHg、HCO₃⁻ 24mEq/L、pH 7.2の例です。

★ ここだけ覚えて:PaCO₂上昇 + pH低下 = 呼吸性アシドーシス。
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代謝性アシドーシス
天秤が酸性側に傾く②
かんたんな説明

HCO₃⁻が減少するとアルカリ側の力が弱くなり、pHが低下します。乳酸アシドーシス、糖尿病性ケトアシドーシス、腎不全などが原因として示されています。

★ ここだけ覚えて:HCO₃⁻低下 + pH低下 = 代謝性アシドーシス。
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呼吸性アルカローシス
天秤がアルカリ側に傾く③
かんたんな説明

過換気でPaCO₂が低下すると酸性側の力が弱くなり、pHが上昇します。スライドではPaCO₂ 25mmHg、HCO₃⁻ 24mEq/L、pH 7.6の例です。

★ ここだけ覚えて:PaCO₂低下 + pH上昇 = 呼吸性アルカローシス。
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代謝性アルカローシス
天秤がアルカリ側に傾く④
かんたんな説明

HCO₃⁻が増加するとアルカリ側が強くなり、pHが上昇します。原因例として嘔吐、利尿薬、輸血後が示されています。

★ ここだけ覚えて:HCO₃⁻上昇 + pH上昇 = 代謝性アルカローシス。
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血液ガスの読み方ステップ
この順番なら迷いにくい
かんたんな説明

血液ガスはPaO₂→pH→PaCO₂→HCO₃⁻・BE→代償の順に確認します。毎回同じ順番で見ることで、数値が多くても整理しやすくなります。

★ ここだけ覚えて:迷ったら PaO₂ → pH → PaCO₂ → HCO₃⁻・BE → 代償。
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ケーススタディ(実践!)
急性呼吸性アシドーシス
かんたんな説明

PaO₂ 55で低酸素血症、pH 7.22でアシデミア、PaCO₂ 65で高値、HCO₃⁻ 26・BE +1はほぼ正常です。スライドでは急性呼吸性アシドーシスと整理しています。

★ ここだけ覚えて:同じ順番で読むと「換気が足りない」急性パターンが見える。
第2章はここまで

スライドの下にある「ここだけ覚えて」をもう一度確認してから次へ進みましょう。